歴史 白河小峰城について― 「お城を見る」から「城郭を読む」へ ― ※今回は大学時代の建築学の講義でのレポート課題を記事にしたものです。 第1章 城の概要 今回扱う城郭は、福島県白河市(陸奥国白河)に位置する白河小峰城である。白河城と呼ばれることも小峰城と呼ばれることもあるが、地元の人は小峰城と呼ぶ場合が多... 2021.09.06 歴史
歴史 【明治擬洋風建築】鶴岡警察署庁舎について ※今回は大学時代の建築学の講義でのレポート課題を記事にしたものです。 1.主題設定の動機 私は二年近く前、大学一年の夏休み、自動車の免許を取得するために山形県鶴岡市の自動車教習所に合宿に入った。免許合宿は空き時間こそ多いが圧倒的にやることが... 2021.09.06 歴史
東北学 東北における稲作の歴史―赤坂憲雄先生の「東北学」から学ぶ― 丹念な柳田批判 赤坂憲雄先生は東北学を提唱したことで知られる民俗学者です。私は大学時代に受けていた授業の参考文献として『東北学/忘れられた東北』を読んだのがきっかけで、赤坂憲雄先生の、そして「東北学」のファンになりました。 私は小さい頃か... 2021.09.06 東北学
東北学 賽の河原と“石を積む”ということ 今回は赤坂憲雄先生の『東北学/忘れられた東北』と自身の体験に基づいて、「石を積む」ということについて考えを巡らせて行きたいと思っています。 賽の河原について 賽の河原とは、人が死んであの世へ行く途中にある三途の川の手前にある川原です。親よ... 2021.09.06 東北学
文学 ハクモクレンかコブシか。 仕事柄、日本全国の入試問題を見る生活をしている。今回は、東京都の高校入試問題の出典もとになっていた、三浦哲郎の『燈火』の一部分を紹介したい。 三浦哲郎について 三浦哲郎は青森県出身の作家である。多くの人は、中学校の国語の教科書に収録されてい... 2021.09.06 文学
東北学 【末の松山】現代に残る災害の記録 契りきな かたみに袖を 絞りつつ 末の松山波こさじとは 清原元輔 百人一首に収録されている和歌のひとつ。末の松山はこのほかにも多数の和歌に詠まれる「歌枕」なので、知っている人も多いのではないだろうか。 「あなたと私は堅く約束しましたよね。お... 2021.09.06 東北学歴史
東北紀行文 【熱塩加納】寂寥感漂う、無人の日中線熱塩駅跡 旧日中線熱塩駅 雰囲気の残る駅舎、待合室 喜多方から帰宅する日の午後、熱塩方面に足を延ばした。熱塩は祖父の生まれ故郷のある場所だ。まず向かったのは旧日中線の熱塩駅だ。日中線は喜多方から熱塩をつないでいた電車だ。親戚のおばちゃんも通学に使って... 2020.01.03 東北紀行文
東北紀行文 恋人とではないが、遂に行くことができた恋人坂 以前、恋人坂について記事にしたことがある。恋人坂とは、喜多方市街が一望できる高台のことだ。かなり長い坂道で、その一番上からの景色は思っているよりもうんと綺麗だ。 僕は恋人坂のことを、あるポスターで知った。福島県のPRポスターだ。そのポスター... 2020.01.03 東北紀行文
東北紀行文 【朝ラー】という喜多方の素晴らしい文化 喜多方は素晴らしい町だ。酒も上手けりゃ蔵の並ぶ景観もノスタルジックな雰囲気を醸し出している。観光地化もしていてお土産にも困らない。喜多方駅も比較的大きく、会津若松に次ぐ会津地方の中心地だろう。 夜の喜多方市街の写真 喜多方ラーメン 今回紹介... 2020.01.02 東北紀行文
東北紀行文 今年で最後だろうか…こんな年越しは。 もうここ数年の年越しは福島の祖母の家で、というのが続いている。仕事や学校の時間を気にせずに、家族で過ごす空間とはいいものだ。今回は久しぶりにいとこの帰省ともタイミングがかぶり、いつも以上に賑やかな年越しだった。 この記事では文章は少なめに、... 2020.01.02 東北紀行文