三陸海岸のにぎやかな町、宮古を歩く

東北紀行文

遠野でカッパやざしきわらし、オシラサマに会った。まだまだ岩手を観光する。

内陸から沿岸部へ

遠野を出たあとは山道を通って、沿岸部、宮古に向かう。

宮古と聞くと海のイメージがある。だが、初めに「宮古市」の道路標識を見たときは拍子抜けした。全然山なのだ。遠野と何ら変わらない。

だが、さらにすすむと市街地に出た。車の量も多く、道を歩いている人も多い。宮古駅の周りはかなり栄えているように見えた。宮古にはそんなに長い時間は居られないが、その短い時間でも「蛇の目」というお店でご飯を食べるのは絶対にクリアしたかった。このお店は昨晩泊めてくれた人が教えてくれた地元民おすすめの店なのだ。

駅の横にある駐車場に車を停め、しばらく駅の前を歩いた後、「蛇の目」に向かう。

※あとから知ったが、「蛇の目」は本店と支店があるらしい。今回お邪魔したのは本店の方だった

贅沢な海鮮ちらし

お昼時だということもあり、店内は割とにぎわっていた。その前に電話したときには並んでいると言っていたが、僕が行った時には運よく窓際の席に座ることができた。

メニューを見ると、寿司、巻物、海鮮丼、一品料理は刺身など、定食もあれば麺類も揃ってる。

これだけあると決められないが、“上チラシ”がナンバーワン人気らしいのでそれを頼んだ。
料理が来るまで、割と時間があった。やはり混んでいるからそれだけ時間もかかるのだろう。


30分くらいして、ようやくテーブルの上に置かれた海鮮ちらしはびっくりするくらい豪華だった。これでさらに上の値段のものがあるのは信じられない。

ちょうどよい酢飯に、まぐろ、エビ、数の子、うに、いくら、サーモン、ほや(たぶん)、さば、いか、たこ、貝、甘めのたまご、このほかにもあったかもしれない。

刺身の量だけでなく、その大きさも贅沢だった。すべてが分厚い。タイの頭で作ったあら汁もついて2380円、全然安いと思える、超贅沢な昼ご飯だ。人生で食べた海鮮系の料理では断トツで一番だった。

宮古駅前を散歩

「蛇の目」を出た後は、なんとなく駅の向こう側を散歩してみる。川と海が見えた。考えてみれば、宮古には海、川、山、すべてがそろっている。人も多すぎず少なすぎず。良いところだ。

ここまでで約1時間半。「蛇の目」で食事をするとパーキングが安くなる。100円だけ駐車料金を払って、浄土ヶ浜へと向かう。

浄土ヶ浜

浄土ヶ浜は車を降りてから少し歩く。だが、食後の運動にはちょうどいい距離だった。

木のトンネルをくぐり、坂を下っていくと、急に目の前が明るくなる。ひらけたところには観光客がたくさんいた。

小石と砂浜が白くてまぶしい。海も透き通っている。やはり有名な場所にはそれなりの景色がある。写真を何枚か撮って、再び車に戻り、約2時間という短時間ではあったが宮古観光は終了した。

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