雨の国道6号線

東北紀行文

この東北一周が終わった後はそのまま自宅へ帰らずに福島県の白河市の自動車教習所に合宿で入り、少し大きめの車を運転する免許を取るつもりだった。

その入校日が翌日なのだ。この日のうちに中通りまで行ってもよかったのだが、どうしても朝焼けと波立海岸の鳥居をこの目で見たかったので、相馬からいわきへ国道6号線をつたって下りることにした。

実は国道6号線も、二年半前の3月31日に通ったことがある。今回はその時との違いを見比べてみたいと思った。

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浜通りを縦断

小雨の降る中、福島県の一番北部から出発した。JR常磐線を右目に、太平洋を左目に進む。

やはり気になるの帰還困難区域だ。まだ帰還困難区域は残っていて、その区間は荒廃が進んでいる。

だが、二年半前にはまだバリケードで封鎖されていた場所が、今は人が住めるようになっている。取り残されている場所は、依然寂しい景色が続くが、福島県の沿岸部もまた少しずつではあるが、前に進んでいるのが確認できた。

(動画準備中)

台風接近中の波立海岸

いわきはやはり栄えている。温泉が湧いていて、ハワイアンズがあることから「福島県ハワイ市」なんて呼ばれたりもする。

曇っていたが、一度、明日の朝訪れる予定の羽立海岸を下見することにした。台風17号が近づいていて、「波立」の名にふさわしく白波が立ち、かなり怖かったが、鳥居まで行ってみた。

台風が接近する中の波立海岸

(動画準備中)

この後は東北古代三関のうちの一つである、勿来に行って、国道6号線の福島県の通る区域を走破した。

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