岩手県陸前高田市

 僕は、2011年3月11日に起きた東日本大震災の被災者・被災地に関わったことが今までありませんでした。当時非常にショッキングで、それでもいつか行きたい、行ってあの時何があったのかを知らなきゃいけないと思いながらも行けてませんでした。しかし今回、大学のゼミ合宿という形で岩手県陸前高田市に行けることとなりました。このゼミは2012年からコロナ禍を除いて毎年ここに関わってきました。

 陸前高田市に着いてまず感じたことは、「本当に津波で何もかも無くなった街なのか」と。東京や神奈川に比べたら全く違う街並みかもしれないけど、それでもだいぶ復興が進んできたんだなと震災直後の写真と比較しながら感じました。
     
 今回民泊の家庭にお世話になったのですが、ものすごくご飯が美味しくて、優しくて、面白くて、可愛いご夫婦でした。

 全て話すと無限に文章が出てきてしまいそうなので、一番伝えたいことをまとめます。まず、津波の伝承館という場所を見て、当時の街の人たちはどれだけ辛い思いをしたか、怖かったか僕らには絶対にわからないです。ですがそういうことがあったと後世に伝えることは僕たちの使命だと思うんです。過去の教訓を、首都直下型地震などに備えることもそう、何より、こんなことがあったという事実を知ることだけでも大事なことだと強く思いました。

 普段は馬鹿なことばっかりしてる僕ですが、陸前高田で関わったすべての人たちの暖かさを感じて、涙が流れました。今この文章を書きながら4日間を思い出して泣きそうです笑

 まだ一回しか来てないのに、また行きたい、陸前高田、岩手、東北がすごく好きになりました。本当に幸せな4日間でした。

山形県

前の記事

免許合宿から6年