2016年、大学2年生の僕は先輩と一緒に福島県の沿岸部を見に行った。その先輩は さくらプロジェクトでお世話になっている先輩だ。僕が今年の3月に一人で福島県の沿岸部を旅したのを聞いて興味を持ってくれたのだ。普通に大学の授業のある期間だったが、単位が大丈夫そうな日を狙って一泊二日の強行日程を押し込んだ。大学生の得意技、「自主休講」というやつだ。
常磐道の四ツ倉まで
自宅のある神奈川から高速道路の常磐道に乗るには首都高を抜けなければいけない。僕は川崎に住んでいる先輩を車に乗せると、国道246号線の用賀付近から高速道路に乗った。
昨年の秋に免許を取ってから、高速道路に乗るのは今回が初めてだった。まさか初の高速道路が首都高になるとは思いもしなかった。
首都高は噂の通り迷路のような作りでずっと緊張していたが、まもなく中川の方まで抜けるとだんだんと走りやすくなっていく。「E6」の表示に従って進むと、三郷のあたりから無事、常磐道に入ることができた。
そこからは非常に順調だ。気が付いたら、もう茨城を抜けて福島県に差し掛かる。東北古代三関で言うと勿来関から東北に入ったことになろうか。
今回いわきに来たのは、ワンダーファームの職員の方にお話を伺うのが目的だった。アポイントの13:00にはまだ少し時間があったので、四ツ倉ICを下りてすぐのローソンで昼食をとった。
ワンダーファーム
ワンダーファームでは草野さんという方のお話を聞きながら施設を見学した。まず初めにワンダーファームの隣にあるトマトランドいわきファームという大きなビニールテントに案内していただいた。中では大小色々な種類のミニトマトが栽培されていた。
現地で聞いた意外な事実
中では震災以降のいわきの話をたくさん聞くことができた。印象的だったのは、風評被害についての話だ。
福島県外の人が勝手なイメージで福島県産の食材を敬遠しているのが風評被害だと思っていた。しかし、実際はそうではないらしい。
意外にも、福島の人の方が地元の食材を敬遠しているというのだ。この話には驚いた。
そして、なんだかショックでもあった。福島の人の方が被害を間近で見ているから放射線には敏感なのだろうか。。。
避難先から戻ってこない人も多く、人は減っているらしい。少し寂しい話だったが、地元の人の生の声が聞けて良かったと思う。
森のマルシェ
ワンダーファームには先ほど紹介したトマト狩りのビニールハウスや森のキッチンなど様々な施設がある。その中の一つが森のマルシェだ。そこはお土産屋さんのようになっており、トマトを中心に地元の食材を使ったドレッシングやジャム、ジュースなどが売られている。その場で食べられるスイーツやパンのようなものも売られていた。僕はそこでお土産にトマトジュースを買った。また、草野さんからはトマトドレッシングもいただいた。
他にも施設はたくさんあり、時期によってはイベントも盛りだくさんだという。トマト投げ祭りというものがあると聞いて、すごく興味をそそられた。
まとめ
家族で来ても、カップルできても楽しめる場所だった。高速道路を下りてすぐのところにあるので、東京からも十分日帰りで行ける場所だ。また数年後に行ってみようと思う。
※本当はホームページのリンクを載せたいのですが見たところ禁止ということなのでご自身で検索してみてください。Instagramのアカウントもあるようなので、是非ご覧ください。
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