日本海側から攻める東北旅行③~鼠ヶ関を越えて出羽に入る~

東北紀行文

新潟県も村上を過ぎるといよいよ終わりに近づいてくる。ここで一つ、重大なミスを起こしてしまっていた。

本来なら「笹川流れ」とよばれる沿岸の道路を走って、日本海の景色を存分に楽しむはずだったのだが、今回はそれよりも山一つ分内陸側の国道7号を使ってしまったのだ。

ここでも準備不足がでてしまった。帰りには「笹川流れ」を通って帰るように、計画しようと思う。



残念な古関跡

国道7号線を北上していると、日本海に面する区間を走る時間がある。そのあたりにある史跡が、古代蝦夷三関の一つ、鼠ヶ関である。

今日は、目的地への最短ルートから少しばかり遠回りになってしまったが、せっかくなので関跡の目の前まで行ってみることにした。


地図を見ながら示された場所に行ってみるがなかなか見つからない。

何度か行ったり来たりして、やっと見つけた鼠ヶ関跡は想像していたものよりもはるかにしょぼかった。石碑が一つ立っているだけである。

半年前に見た、白河関跡のようなものを想像していたので、拍子抜けだった。よくよく考えてみれば鼠ヶ関が機能していたのは古代の事なのだから仕方がないのかもしれない。

懐かしの鶴岡市

鼠ヶ関を越え、山形県に入った。国道7号と高速道路の無料区間を走ると、間もなく鶴岡市街だ。時刻はもう15:00をまわっているが、なんとか山形にたどり着くことができた。

他の記事にも書いているが、山形県鶴岡市は僕が免許を取った場所だ。20日間ほど滞在したので、道などは意外と覚えている。

今回も、その時の宿泊場所としてお世話になった湯野浜に行くことにした。

楽しかった夏のあの日と違って、今日は今にも雨が降りそうな天気だった。また、気温もかなり低かったと思う。

そんな気候だからこそ、夏の日以上に良かったものがある。
それは街の真ん中にある足湯だ。

いつ来ても、ついつい長く浸かってしまう。今回も懐かしさに浸らせてもらった。

さらに、 今日は足湯だけでなく大衆浴場で全身、湯野浜温泉のお世話になった。

町の人々が夕方になると集まる温泉はとても良い雰囲気だった。少し熱めのお湯がまた気持ちいい。

地元から何百キロも離れているがまた、必ず来るだろう。
今度は誰かと一緒に来てみようか。

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