【奥飛騨の夜景】道の駅探訪録「道の駅奥飛騨温泉郷上宝」

北陸紀行文

奥飛騨での一休み

二月末、北陸に車中泊旅行へと出かけた。

その時、信州松本から富山へ向かう途中に立ち寄ったのが、「道の駅奥飛騨温泉郷上宝」だった。


長い山道を抜けての一休みは格別だ。僕は車が好き、というよりは運転が好きなので、長距離運転も苦ではないのだが、それは心の問題で、身体はさすがに疲れはじめる。

山奥の夜景は都会の比じゃない

車を降りて、一番に思ったことは寒さだ。北陸旅行ということで厚着はしてきたのだが、それでも奥飛騨の冬の夜は想像よりもはるかに寒かった。

そして、寒さを全身で感じた後、すぐに思ったことは星空がものすごくきれいだということだった。

12月の流星群を神奈川と東京の県境の山奥で見たのだが、それとも比べ物にならないくらいの星の数だった。

今回の旅では一眼レフカメラを持ち歩いていたのだが、そんなんじゃ伝わらない綺麗さだった。

素晴らしい景色は人に伝えたいが、それは不可能なことで、やはりその目で見るのが一番だろう。

道の駅はみんなのオアシスだ

しばらく星を眺めていると、トイレを我慢していたことを思い出した。

建物の中に入り、トイレに向かうと頑丈な扉が閉まっていた。
中には暖房が効いていた。普通こういうところのトイレは寒くて汚いものだが、「道の駅奥飛騨温泉郷上宝」のトイレは温かく、またとてもきれいだった。


道の駅を使うのは観光客だけではない。長距離運転手のドライバーさんなども道の駅がなければ仕事にならないだろう。

道の駅はみんなのオアシスなのだ。そのトイレが汚れていてはいけない。何気ない張り紙が便器の目の前に貼ってあったが、書いてあることは素晴らしかった。思わず写真を撮ってしまったのでここに貼っておこうと思う。


 「24時間使用できる清潔なトイレは道の駅の大きな役割の一つ」
「道の駅は地域が一つになって誕生した公共的な施設」

当たり前だが、いわれなければ意識することはない。道の駅のありがたさを改めて実感した。同時に、これからも道の駅を使う時には、「来た時よりも美しく」を徹底しようと心に決めた。

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