東北三大古関
古代蝦夷の国、現在の東北地方に入るには、三つの道あった。それぞれの境には関所があった。
そのうちの一つが、福島県の太平洋沿岸部にある勿来関。もう一つが、福島県の白河市にある白河関だ。
そして、もう一つが、今回紹介する鼠ヶ関だ。
何処にあるのか全く分からない史跡
新潟県から山形県に入るところに、鼠ヶ関という地名がある。それが、上に書いた古代の関所があった場所なのだろう。
僕は、秋田を目指す旅行の途中で、日本海のすぐわきを通る国道7号の近くにある古代鼠ヶ関跡に行ってみることにした。
GoogleMapによると、JR奥羽本線の鼠ヶ関駅という駅の近くに関所の後はあるらしい。
国道からさらに左に入り、踏切を渡るが、一向に史跡のようなものは見えてこない。
しばらく狭い住宅街をコンパクトカーで行ったり来たりしていると、看板が現れた!
線路沿いの住宅街の中に、古代の関所の跡は突如現れる。
「僕は、いかめしさを残す、古代の関所の跡に見とれ、しばらくうごけなかった。1000年以上前、役人や軍人はここを通ったのだろう。なかには故郷を離れ、二度と帰ることのなかった人もいただかもしれない。古代から現代にかけて、ここを通った人の数は計り知れない。ただ確かなのは、その一人一人に様々な覚悟や葛藤があり、同じ想いで通った人はいないということだ。」
僕はこんなことを書きたかった。
でも、とてもじゃないが書けない。しょぼすぎるのだ。
遺跡が…
しょぼいんじゃ。。。
よくよく考えてみれば、古代の関所跡なのだから仕方がないかもしれない。
だが、それにしても残念過ぎる。白河の関にあった神社ははるかに立派だったぞ。
これがテレビのロケだったら、間違いなくそのビデオはお蔵入りだろう。
僕は、別の意味でしばらく動けなくなり、なんとなく線路の写真だけ撮った。
アクセス
こんな記事を読んでも、古代鼠ヶ関跡に行ってみたいという人は、JR鼠ヶ関駅から徒歩数分なので行ってみるといいと思う。
かなり、ハードルは下げたから、意外と楽しめるかもしれない。
ただ、電車の本数を考えると、車での旅で、少し立ち寄る程度がちょうどいいと思う。
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