そうか、今日は只見線が再開通した日か。

2011年 福島のもう一つの大災害は 美しい物語を生んだ

只見線を300日撮る男、星賢孝と只見線をおうドキュメンタリー映画、「霧幻鉄道」を見たのはもう3年以上前か?関東の映画館では上映がなかったので、福島に住む祖母の家に行くついでに、黒磯で上映される映画を見に行ったのを思い出す。

暖かな雰囲気の映画では、本当に毎日毎日只見線とその沿線写真の風景を撮るためだけに動き回る日々を見ることができる。

只見線というローカル線を知ったのはいつだろう。会津若松駅を何度も使ったことがあるので、名前を聞いたことはあったに違いない。聞いたことのある路線が興味の対象になるには、何か心を動かされるタイミングがあったに違いない。そのきっかけも、おそらくこういう毎日の地道な活動があったからなのだろう。

3年前に見た映画の内容は、細部までは思い出せない。一つだけ覚えているのは、雪の降る夜、並べられたろうそくを背に、応援団が手を振っているところに到着した電車には乗客が一人もいなかったというシーン。

廃線か、バスに置き換えか、存続が危ぶまれたローカル線が住民の熱意によって存続した。再び開通してから今日は3年目だそうだ。

この先もずっと、ローカルな魅力とともに長生きしてほしい。