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文学

仙台が舞台の青春小説、井上ひさし『青葉繁れる』

例年通り、年末年始は母方の祖母がいる福島県の喜多方で過ごした。毎年のことだが、特にすることもないので、喜多方では読書にふける。今回は井上ひさしの『青葉繁れる』を読んだ。あらすじ主人公、田島稔は仙台一校の高校三年生だ。仙台一高は仙台ではトップ...
さくらプロジェクト

【3.11東日本大震災】「さくらプロジェクト」被災地訪問活動

僕は大学生の間、「さくらプロジェクト」という高校が母体の被災地訪問活動に参加していた。この記事では、改めて活動で学んだことをまとめていきたい。一回目の参加大学生になる春、はじめて被災地に足を運んだ。二回目の参加2年連続での参加となる。大学生...
まとめ記事

【車中泊の旅】日本海側から攻める東北

日本海側から東北に入るには、群馬を抜けて新潟に入る必要があるのです。そのため、群馬の記事からのスタートです。山形の温泉街にお世話になったあと、松尾芭蕉も訪れた象潟で一泊し、そのまま北上してなまはげに会いに男鹿半島まで行きました。大学生の貧乏...
まとめ記事

二回、大学在学中に免許合宿に行った。

僕は大学在学の4年間で免許合宿に二回行った。免許取り消しになったとかそういうことではない。少し大きな車に乗りたくなったのだ。もちろん、教習所は東北を選んだ。大学生ならではの時間を記録した記事になっています。是非読んでみてください。一回目 山...
まとめ記事

車中泊で行く東北一周旅行の記録

はじめにこの記事では2019年の秋に車中泊で東北6県を旅した時の記録をまとめています。6県を7日かけてまわったので、1県で一泊している計算になります。こうやって振り返るとかなりもったいないまわり方をしていますが、途中途中で人と約束があったり...
東北学

【卒論】「天明・天保飢饉における民衆の対応」(6/6)

前の記事終章地逃げは、本稿で見た天明三・四年、天保四・五年の飢饉に限らず、近世の東北では飢饉の際によく見られる現象であった。碇ヶ関に残る史料(名称不明)には、天保八年の際の地逃げについての記録も残っている。天保八(一八三七)年の正月には秋田...
東北学

【卒論】「天明・天保飢饉における民衆の対応」(5/6)

前の記事第四章 天保四・五年飢饉に見る地逃げと民衆の対応―弘前藩と秋田藩を例に―第一節 天保四・五年飢饉の津軽・秋田地方の概況 本章では、天保四・五年飢饉の際の民衆の動きと、藩の対応がどのようなものだったのかを見ていく。ここでは、前章に引き...
東北学

【卒論】「天明・天保飢饉における民衆の対応」(4/6)

前の記事第三章 天明三年飢饉に見る地逃げと民衆の対応―弘前藩と東北諸藩を例に―第一節 弘前藩における地逃げの発生前夜 天明三年・四年の飢饉をもとに、まずは飢饉のメカニズムとその中での地逃げの位置づけを見ていきたい。本論の第一章で確認した通り...
東北学

【卒論】「天明・天保飢饉における民衆の対応」(3/6)

前の記事第二章 弘前藩における飢饉年の気象状況―江戸後期一二〇年間の古記録から見る―第一節 調査の方法『飢饉の社会史』の第一章、「東風冷雨と日和乞」のなかで、菊池勇夫は天明三(一七八三)年の気象を文献史料から復元する作業を試みている。菊池は...
東北学

【卒論】「天明・天保飢饉における民衆の対応」(2/6)

前回の記事第一章 先行研究史の整理と本論の課題 第一節 先行研究史の整理  本論文では、近世の飢饉の中でも、天明と天保の二つの飢饉を扱う。一般的に天明の飢饉というと、天明年間(一七八一―一七八九)の諸国大飢饉のことをいう。また同様に、天保の...